気になったことをあれこれ書いてたらえらい長くなってしまったので、四回に分けて投稿します。主に「こうだったらいいのにな」っていう個人的な妄想です。タイトルでお分かりいただけるかと思いますが、結局最後はいつものあれです。ご了承ください。
まずはソリチュードの神々の聖堂について気になった事がいくつかあるので、今回はその辺をまとまりなく書いていきます。
以前『言葉の壁巡り』の編集後記にも書いたのですが…
文字数制限のせいでかなり端折ったのでここで改めて説明させていただくと、
- アレッシア蜂起を知らないセラーナが風車について言及している。(セラーナの台詞「シロディールに帝国が?」より)
- 風車を建てたのは上級王アーリン。(書籍『世界放浪の書』より)
- よって上級王アーリンはアレッシア蜂起(1E243年)以前の人物。となると当然ソリチュード建国も1E243年以前。
- 八大神教が興るのは1E243年以降。アレッシアによって定められた。(書籍『シェザールと神々』より)
- 神々の聖堂はソリチュード創設者によって建てられた。九つの壁龕が九大神のためでないなら、本来はなんのために造られたの?
- アトモーラのトーテムが丁度9柱だから、本来は竜、狼、熊、狐、鯨、鷹、蛾、梟、蛇を祀ってたのかな?それとも書籍『帝国内の様々な宗派』で挙げられている“アルドゥイン、ディベラ、オルケイ、ツン、マーラ、ストゥーン、カイネ、ジュナール、ショール、イスミール、ハルマ・モラ、マロック”とかを祀ってたのかな?
…って感じのことを書いたつもりでした。
しかしその後の調べで更に分かった事、間違っていた事などがあったので、ここで書いとこうと思った次第です。
『世界放浪の書』に “中庭の突きあたりには、立派な神々の聖堂がある。ソリチュードの創設者はとても信心深かった。そしてすべての神々がひとつの聖堂で奉られているのはスカイリムではソリチュードだけである。” という記載があり、最近の動画(竜の墓巡り 第四十一夜)で述べた以下の台詞はこれを論拠としております。
聖堂地下にあるポテマの墓所も建国時からあったんですかね。ドラウグルいっぱい居るし。さすがに第三紀にはドラウグル生産終了してそうだし。ポテマもあれで一応やんごとない血筋なので、建国時からの由緒正しいこの墓所に葬られたんですかね。
ところでそのソリチュード建国はいつなのでしょうか。同書には更にこんな記載があります。
“皇帝の塔が高くそびえ立っている。スカイリムの統合とブルー・パレスの建設前に、ハーフィンヌガルの王が住んでいた場所だ。”
スカイリムの統合(1E143年)の頃にはすでにソリチュードはあったんですね。となると建設当時の神々の聖堂はいよいよもって現代の八大神とは関係なさそうです。
書籍『シェザールと神々』によりますと、八大神はアレッシア即位(1E243年)以降に定められたとのことです。
数世代に亘る奴隷制度の結果エルフの宗教を信仰するようになった人間たちは、アイレイドの支配を脱してからもエルフの神々への信仰を捨てようとはしませんでした。これはアレッシアの帝国にとって大きな懸念でした。当時のノルドたちはエルフの宗教を拒絶していたためです。後の記事でまたお話ししますが、その頃のスカイリムといえば征服時代真っ只中。破竹の勢いで領土を拡大しているまさにその時です。もう空前絶後の絶好調期です。そもそもアレッシアの革命自体スカイリムの後援なしでは成っていたかどうか…。そんな帝国にとってノルドは常に友好度カンストキープしていたい相手だったんではないでしょうか。そんな背景があったかどうかは知りませんが、
“アレッシアはノルドの人々を支配下に置いておきたかったが、だからといってノルドの宗教を強要することはさらなる革命をまねく恐れがあり、避けたかった。そのため、宗教的寛容が推進され、女皇アレッシアは新たな信仰の対象を設けた。八大神である。八大神は、ノルドとアルドメリそれぞれの宗教の綿密な調査に基づく適切な融合であった。” (書籍『シェザールと神々』より要約)
というわけで現在タムリエルで汎く信仰されている八大神教が興ったのです。八大神に数えられている神も元々個別に(場合によっては別の名前で)崇められてはいましたが、それらをまとめて“八大神”としたのはアレッシアが最初だったようです。
…と思いきや、アレッシアより100年ほど前、スカイリム統一前夜に書かれた文書に“八大神”という文言が出てくるものがありました。
フォーレルホストにある『スコルム・スノー・ストライダーの日記』です。
“第一紀140年 暁星の月4日
彼は間もなくソブンガルデの八大神の元へ向かうことになりそうだ。”
“第一紀140年 暁星の月6日
八大神が我々をドラゴンや正気を失った者達から守ってくれますように。”
これは…どういうことだってばよ…。
あと『ペリナルの歌』にも「ペリナルきた!これで勝つる!八大神にまじ感謝しかない!」みたいな一節があるんですが、この本は出所不明の古文書の写しなのでどう扱ったらいいものか微妙な感じです。
これらを好意的に解釈するなら、ノルドの八大神、エルフの八大神、奴隷の八大神、みたいな感じで各自で定めた8柱を崇めてたってことですかね…。それとも八百万の神みたいなノリで「ありとあらゆる神様」ぐらいの意味とか…?なにそれ…。
というわけでここまでのまとめ。
- ソリチュード建国は少なくとも1E143年以前。よって神々の聖堂も同じく。
- 九つの壁龕は本来何のためだったのかは相変わらず不明。
- 八大神の言い出しっぺはアレッシアだと思ってたけどそうじゃなかった。
結局分からないことばっかりだった!><
次は今回の記事で最初にちょろっと名前の出たセラーナと上級王アーリンについてあれこれお話しします。
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