宝箱のあれこれ（1）

スカイリムを旅していると思わぬところで野生の宝箱に遭遇して驚かされることがあります。そのような宝箱の周囲には曰くありげな遺体をはじめとした妄想を掻き立てられるオブジェクトが設置してあることも多く、宝箱の中身よりも見付けたこと自体に嬉しくなってしまいますよね。

さて、一口に宝箱といってもSKYRIMに「宝箱」と名付けられたContainerのIDはおよそ280種あります。そのうち約120種は商人の在庫用宝箱（基本的に地面や床下に埋まってるので目にすることはありません）、約80種はクエストの接頭辞が付いたクエスト用宝箱で、残りの約80種が汎用宝箱となります。

その汎用宝箱も大まかな用途が決められているものが多く、例えばIDがTreasCWImperialChestなら帝国軍の、TreasCWSonsChestならストームクロークの砦や野営地に設置されるようです（TreasはTreasure、CWはCivilWarの略で、SonsはSons of Skyrim=ストクロを指しています）。帝国軍の宝箱からストクロ装備が出ないようにするためかな？と思って中身を見てみたらちょっと興味深い発見が。

ストクロより帝国軍の方がちょっとゴールド多めに出る設定になってました。へー！ちなみに装備品のレベルドリストはどちらの宝箱も一緒みたいです。

こういう些細な違いのために汎用とはいえ80種類もあるんですね。他にもDLC2TreasRieklingChestならしょうもないガラクタが出るし、TreasGiantChestなら毛皮が、TreasWarlockChestなら精霊の鋳造器具のレシピが出るようになります。TreasDraugrChestからはドワーフ金属製のガラクタは出てきません。ゲーム内での見た目や名称は全く同じ宝箱ですが、内部的には全くの別物なんですね。

では、野生の宝箱にはどのIDの宝箱が使われているのでしょうか。結論から言うと色んな宝箱が使われてるんですが、なかでも以下の4種は特定の属性がない（BanditとかHagravenとかをIDに含まない）、実質野生の宝箱用IDって感じになってました。

TeasExplorerLootChest 全13個（うち屋外に設置されているものは7個）
TreasExplorerLootChestSnow 全4個（上記のモデル違い、雪かぶってるバージョン）
DLC2TreasExplorerLootChest 全13個（DLC:DragonBornで新たに追加されたもの）
DLC2TreasExplorerLootChestSnow 全2個（上記のモデル違い、雪かぶってるバージョン）

ところで、そもそも何を以って野生の宝箱としているのかって話ですが、選出条件や過程を事細かに書いてたらただただ冗長になるばかりだったのでバッサリ割愛します。端的に言うと「軍の拠点、オークや巨人の居住地を除く屋外セルにあって、見付けたらちょっと嬉しくなる宝箱」ぐらいの、ごくごく主観的なものですスミマセン。

それにしてもTeasExplorerLootChestって、字面からして何かもうワクワクするじゃないですか。居ても立っても居られません。さっそく探しに行ってみましょう！具体的な場所を明かすのは興醒めだと思うので、座標とスクショでお伝えします。どうしても見付けたい人はコンソールで飛んでください。