なお、こちらで挙げたもののうち、ゲーム中に確認できないものについては飽くまでも没要素であり、“隠された真実” とか “ゲーム中では語られなかった裏設定” とかいった類のものではないということをお含みおきください。
まずは動画でも使用した没台詞から。
ヒジェリムに入るために奔走する場面に、MS11RobesQuestionBranch と MS11KnivesQuestionBranch という会話があります。
それぞれ「このローブについて何か知っているか？」「ドラウグルの埋葬用刀剣について何か知っているか？」と尋ねる選択肢が設定されているのですが、それらに対するレスポンスは設定されていません。
しかし、このクエストの雑多な台詞が色々放り込まれてるタブに何にも紐付いてない台詞がいくつかありまして、これらが本来上記質問に対する答えとして収録されたものなのかなーと思った次第であります。
- ヨルレイフ：
あまりいい状態じゃないみたいだな？ おそらく、灰色地区のものだろう。レヴィン・サドリと話してみるといい
どんなものが出入りしているか、たいていは知っている。おかげで、こっちは知らずに済んでいるんだ - ヨルレイフ：
こんなものは見た事がない。話に聞いた事があるだけだ。悪いが、助けにはなれない - 衛兵：
ダークエルフが着そうな代物だな。レヴィン・サドリに聞いてみろ。それが何だったにせよ、多分彼が売ったんだろう - 衛兵：
すまない、そういった事については何も知らない - ヴィオラ・ジョルダノ：
人であれ物であれ、こんなものは着ないわね。ダークエルフに聞いてみたらどう？ こんな風なボロを落として行くわよ
物売りの、名前なんだっけ。そうそう！ レヴィン・サドリ。あの人なら何か知っているかも知れないわよ - カリクスト：
もちろん、もちろんだ。そういうものは価値があり、普通はボロボロになっている
そんなものを使う人がいるだろうか
しかし… あの王宮魔術師なら様々な種類の実験をしかねないだろう。現に、彼が変わった物を所有しているのも知っている
他の誰も、どうやって持ったら良いかさえも分からないのだ
もしあなただったら、この情報を持って執政のところへ行くだろう - レヴィン・サドリ：
冗談か？ 俺でもそんな物は売らないね
これだけは言えるが、奴らは絶対に何らかの魔法を秘めてる。だが、それが何なのかは一切知らない
ところで、みんなにボロクソ言われてるローブってどんな物だったんだろう。気になったので探してみました。
クエスト「氷上の血」のIDが MS11 なので、このクエ絡みのものはIDにMS11の接頭辞が付いてるはずです。 Object Window を「ms11」で検索してみましたが…
残念ながらそれらしき物は見当たらず…。けど代わりに変なもの見つけました。
カリクストの骨董品の館にあるイスグラモルのスープスプーンのIDが「MS11YsgramorsSoupSpoon」になってる！えーなんでなんで？
ちなみに他の展示物はというと…
「氷上の血」と関係あって然るべきエンバーミングツールにすらMS11が付いてないのに、なんでこのフォークスプーンにだけ…。まさか…召し上がったりしてませんよね…？
そんな言い掛かりはさておき、ブッチャーが人体の色んな部位を集めていたのは事実で、『ブッチャーの日記#2』にも
腱17本と分類された靭帯
組み合わせ用の骨の破片173個
およそバケツ4杯分の血液(ノルド人が好ましい)
スプーン6杯分の骨髄(大腿部からは2杯のみ)
12ヤード分の肉(切り分け前)
とかいう物騒な文言がありました。スザンナの遺体が派手に切り裂かれていたのはこれらの部位を入手するためだったんですね。
アリバンヤもスザンナ同様傷だらけの遺体として配置される予定だったみたいで、彼女用の傷付いた身体も用意されていました。
ちなみに彼女らの傷は衣服ってことになってるので、Playableにチェックを入れればPCも着ることができます。
ゾンビごっことかする時にいかがしょうか。
ついでに、メリディア様の神々しいお姿も服なので小細工すれば着ることができます。
閑話休題。
引き続き「氷上の血」の中身を眺めていたら、ブッチャーが市場で犯行に及ぶシーンに
「ああ、誰か助けて！お願い！」
という台詞がありました。あれー？悲鳴なんか聞いた覚えないぞー？と思いましたがそれもそのはず、この台詞はFemaleEvenToned（リディアさんとかの声）しか収録されていません。私がプレイした時の最後の犠牲者はイデサ・サドリさんだったのでこの台詞が聞けなかったんですね。
じゃあ誰なら聞けるんだよって思ったので調べてみました。
最後の犠牲者になれるのは「TownWindhelmFactionに所属してて、DeadやEssentialやDisabledになってなくて、アリバンヤとスザンナ以外の女性」とのことです。この中でボイスタイプがFemaleEvenTonedの人ってなると該当者はルアフィン（キャンドルハースホールの吟遊詩人）ただ一人。けっこうレアな台詞なんですね。
≪訂正 2017/01/22追記≫
記事中の「最後の犠牲者」の条件は、正確には「三人目の犠牲者」の条件でした。最後の犠牲者を二人目の犠牲者（＝アリバンヤ固定。ボイスタイプはFemaleEvenToned）にすれば 「ああ、誰か助けて！お願い！」 の悲鳴は確実に聞けるので全然レアな台詞じゃなかったです。ごめんなさい。
そういえば、このシーンを始めるスクリプトに
; just start the scene – anything more fancy just breaks :-(
って製作者のつぶやきがコメントアウトされてました。
英語分かんないんだけど、「もうちょい派手にならんのか」みたいなこと言ってるの？
好き勝手書いてたらえらい長くなってしまいましたのでこの辺で。
オチとかは特にないですゴメンナサイ。
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